1. home
  2. >
  3. blog
  4. >
  5. 赤という色

赤という色

December 23,2024

師走‥。さすがに空気が冷たいぃ‥‥。

ぐるぐる巻きのマフラーに

鼻先まで顔を埋もれさせて、駅に向かってあるく。

 

すると、パッと明るい赤色が

目の隅に飛び込んだ。

それは、花屋さんの店先に並んだ

クリスマス時期のポインセチア達。

なんて華やかで心躍る赤なんだろう。

これが自然の色だなんてすごいなと

しばし寒さ忘れて見惚れてしまった。

 

 

私にとって赤って色は、難しい色。

仕事で色チップを選ぶ時にはいつも

とても迷う色のひとつです。

だから素敵な赤を見つけると観察してしまう。

 

だって、赤って色はとてもおしゃべりなんですよ。

 

しゃべらせたら「わたしは〜」「わたくしは〜」

「わらわは〜」「あたいは〜」「ウチは〜」って

主語から違う感じなのです。

 

だから、イラストに色チップ選ぶ時

ちゃんと合う色味をマッチングさせて

のせてあげないと、なんだか仕上がりが

チグハグに見える。

 

おまけに‥‥なんというか、赤色ってしっかり

ライト級からヘビー級までの広範囲の

色の重さがあるように思う。(と、私の感覚では思っている。実際はわからない)

さらに、色に味がついてたなら、

めっちゃバラエティーが豊富であろうなと。

 

私にとって赤って、そんな色なんです。

 

だいぶ赤について語ってしまいました。

そして、はたと気づく。

今日のぐるぐる巻きのマフラー、

赤色だった‥。

 

ボルドーに近くて、冬空に似合う赤。

重さは中堅、味は甘くて深い。