松山ケンイチさんと対談
January 12,2017
January 12,2017
January 12,2017
2017年ですね! 今年もよろしくお願いいたします。 筆まめですけど、ブログまめでない 菊田です。
少し戻りますが、昨年末のお話など。
年末に『ありがとうがしりたくて』が「復刻」いたしました。
この絵本は、2011年の3月14日第一刷となっております。
それは表記上であり、実際の出版社のスケジュールは
全国の本屋への配本が3月10日、
店頭に並ぶ発売日は3月11日でした。
2011.3.11。
その日の午後のことを、忘れません。
東日本大震災の日となりました。
信じ難い光景をみました。
即座にいろいろな通信手段が途絶えました。
様々な悲しみと混乱と不安が日本を包みました。
この日を境に、日本は、価値観や思想まで 色々なことが様変わりしました。 続いた混乱の日々は、今でも記憶が鮮明です。
ただ、なにがどう時を経て、悲しみがあちらこちらに ちらばった時代を、どう流れていったのか。 みんなが前を向いて歩く事に必死だったから、 私もそれにひっぱられるようにしてーーー。 気がつけば、今に至ります。
みんな、みんな、一人一人が、それぞれの役柄、
立ち位置で、がんばりました。大変な経験でした。
そんな怒濤の時代の中に生まれて、ひっそりと絶版となり 終わっていった絵本『ありがとうがしりたくて』。
それが、今ふたたび。
時を経て、不思議なご縁と多数のサポートあり、復刻という
運びになりましたことご報告いたします。
この絵本は私の中で「まだ旅をしていない絵本」。
あの時代をしっている。忘れない。だからこそ
その羽を大きくはばたかせて。
この絵本が、時を経てもう一度、新しい旅を はじめられることが、著者としてとても嬉しいです。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。