先日、江ノ島へ。
急にそう思ってね。
久しぶりに、茅ヶ崎にいる
親友のFちゃんにも会いたかったし。
私が住んでいるところから
2時間は軽くかかるんだけどね。
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快晴。真っ青な空。
気持ちがいいー。風が、空が、大地が、そして海が。
遠くには、神々しくて清々しい富士の山。
来てよかったな〜。
竜宮城みたいな片瀬江ノ島駅でFちゃんと合流。
おしゃべりしながら江ノ島を探索。
何を喋ったかなぁ‥。ずっと喋ってたからなぁ‥。
とりあえず、女子が集えば、
ずっと喋ってるよね。
もちろん周りの景色も見てますよ。女子旅は
おしゃべりと美味しいもので、面白おかしく時間は過ぎる。
山頂の方のフレンチトーストのお店で少量なれど
腹ごなしはしてあったというのに、
はたと、お腹が空いたので、
雰囲気の良い古民家のお店に入って
お食事。Fちゃんは本日の定食で、
私は三食しらす丼を。
食べながらも、近状報告を改めてしたりなんだり。
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Fちゃんは。新卒の就職先で同期だった。それからずっとずっと仲良しだ。
お互いの当時の彼氏のことも、家族のことも知っていたし。
お互いの結婚式も出たしね。お互いの子供はもはや親戚の子かと錯覚する。
Fちゃんのお父さんが亡くなった時は悲しかった。
おうちに遊びに行った時淹れてくれた珈琲の味を忘れない。
私の両親のお葬式にも火葬場まで来てくれた。
そして、私の人生に起こる様々なことに
私が泣くより先に、泣いた人。
泣くことさえ忘れていた頃、のことだった。
泣いていいんだよと教えてもらった気がした。
なんともかんとも^^
ありがたいよね。存在が。
んで、まあ、本日も面白おかしく
おしゃべりしながら、ご飯を食べて過ごしたわけだけど。
ふと、Fちゃんが、私のしらす丼の上に、
「はい、食べてね」って、自分の定食の唐揚げを1個、
私のしらす丼の上に、そっとのせた。
なんだろね。ぐっと、そのしらす丼の光景に
瞬間的に、泣きそうになった。
だって。いつもはさ、これって、私が子供たちにしてあげる側なのね。
うまく言えないけど、久しくこういうことしてもらってなかったなて。
その時、気づいんだろうね。一瞬、時が止まったよ。
それくらい、自分の心に
象徴的な光景だったわけ。
シラス丼に、チョンと乗っけられた唐揚げ1個が。
そしてもうひとつ、
何かを分け与えてあげられる自分に満足していたし、
それが大人だから普通って思ってたけど。
でもね、分け与えてもらえる自分でもあるんだよ、と
教えてもらった気がしたの。
いい歳した大人なのにね。私もう50歳過ぎてるのにね。
こういうこと、欲していたのか、って。
(だいぶ‥‥唐揚げ1個に凝縮してますがw。象徴としてね。)
まるで小さな子供みたいだな、って思ったけど。
まあ、それが、私なんだよねて。諦めるというかって降参。
もう精神年齢は問わないでいただきたい。私は私。
どんなに大人ぶったてね。しょうがないね。
小さな子です。些細な温もりや優しさが嬉しいのです。
鼻の奥じんわりしながら
美味しく、元気に完食。
もう、お腹いっぱい、胸いっぱい。
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帰りは、フェリーに乗りたい!あれで帰りたい!(←いや、ほんと子供か)と
いう私のリクエストを聞いて船着場へ。
が、積まれたライフジャケットを見るなり
「‥ちょ?えっ‥そんなに」と、動揺が隠せず(自分で乗りたいって言ったくせに)、
視線がライフジャケットに釘付けになっていたのがいけなかった。
まりこ、お金を払ってもらったばかりのチケットを瞬時に失くす。
あわあわ探す私の横でチケット係さんにFちゃんがすかさず
「すいません〜どっかしまいこんじゃったみたいで。きっとあると思います」と
取りなしてくれる。「さっきまであったんですぅ‥‥」と、悲壮な私の訴えに
チケット係さんも「いいですよ〜一枚後で足しときますから」って
快いお返事。
まったく、みんな優しいな。
江ノ島へ、行ってよかった。ありがとう。