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江ノ島へ

November 20,2021

先日、江ノ島へ。

急にそう思ってね。

久しぶりに、茅ヶ崎にいる
親友のFちゃんにも会いたかったし。

 

私が住んでいるところから
2時間は軽くかかるんだけどね。

 

 

快晴。真っ青な空。

気持ちがいいー。風が、空が、大地が、そして海が。

遠くには、神々しくて清々しい富士の山。

来てよかったな〜。

 

 

 

竜宮城みたいな片瀬江ノ島駅でFちゃんと合流。

おしゃべりしながら江ノ島を探索。
何を喋ったかなぁ‥。ずっと喋ってたからなぁ‥。

とりあえず、女子が集えば、
ずっと喋ってるよね。

もちろん周りの景色も見てますよ。女子旅は
おしゃべりと美味しいもので、面白おかしく時間は過ぎる。

山頂の方のフレンチトーストのお店で少量なれど
腹ごなしはしてあったというのに、

 

はたと、お腹が空いたので、
雰囲気の良い古民家のお店に入って
お食事。Fちゃんは本日の定食で、
私は三食しらす丼を。

食べながらも、近状報告を改めてしたりなんだり。

 

 

Fちゃんは。新卒の就職先で同期だった。それからずっとずっと仲良しだ。
お互いの当時の彼氏のことも、家族のことも知っていたし。
お互いの結婚式も出たしね。お互いの子供はもはや親戚の子かと錯覚する。

 

Fちゃんのお父さんが亡くなった時は悲しかった。
おうちに遊びに行った時淹れてくれた珈琲の味を忘れない。

私の両親のお葬式にも火葬場まで来てくれた。

そして、私の人生に起こる様々なことに
私が泣くより先に、泣いた人。

泣くことさえ忘れていた頃、のことだった。
泣いていいんだよと教えてもらった気がした。

なんともかんとも^^
ありがたいよね。存在が。

んで、まあ、本日も面白おかしく
おしゃべりしながら、ご飯を食べて過ごしたわけだけど。

 

 

ふと、Fちゃんが、私のしらす丼の上に、

「はい、食べてね」って、自分の定食の唐揚げを1個、
私のしらす丼の上に、そっとのせた。

なんだろね。ぐっと、そのしらす丼の光景に
瞬間的に、泣きそうになった。

 

だって。いつもはさ、これって、私が子供たちにしてあげる側なのね。

うまく言えないけど、久しくこういうことしてもらってなかったなて。
その時、気づいんだろうね。一瞬、時が止まったよ。

 

それくらい、自分の心に
象徴的な光景だったわけ。

シラス丼に、チョンと乗っけられた唐揚げ1個が。

 

 

そしてもうひとつ、
何かを分け与えてあげられる自分に満足していたし、
それが大人だから普通って思ってたけど。

でもね、分け与えてもらえる自分でもあるんだよ、と
教えてもらった気がしたの。

 

いい歳した大人なのにね。私もう50歳過ぎてるのにね。
こういうこと、欲していたのか、って。
(だいぶ‥‥唐揚げ1個に凝縮してますがw。象徴としてね。)

まるで小さな子供みたいだな、って思ったけど。

 

まあ、それが、私なんだよねて。諦めるというかって降参。
もう精神年齢は問わないでいただきたい。私は私。
どんなに大人ぶったてね。しょうがないね。

小さな子です。些細な温もりや優しさが嬉しいのです。

 

 

鼻の奥じんわりしながら
美味しく、元気に完食。

もう、お腹いっぱい、胸いっぱい。

 

 

帰りは、フェリーに乗りたい!あれで帰りたい!(←いや、ほんと子供か)と
いう私のリクエストを聞いて船着場へ。

 

が、積まれたライフジャケットを見るなり
「‥ちょ?えっ‥そんなに」と、動揺が隠せず(自分で乗りたいって言ったくせに)、
視線がライフジャケットに釘付けになっていたのがいけなかった。

まりこ、お金を払ってもらったばかりのチケットを瞬時に失くす。

 

あわあわ探す私の横でチケット係さんにFちゃんがすかさず
「すいません〜どっかしまいこんじゃったみたいで。きっとあると思います」と
取りなしてくれる。「さっきまであったんですぅ‥‥」と、悲壮な私の訴えに
チケット係さんも「いいですよ〜一枚後で足しときますから」って
快いお返事。

 

まったく、みんな優しいな。

江ノ島へ、行ってよかった。ありがとう。