大きな木が教えてくれたコト
November 23,2022
天気のいい先日の休日のこと。
いつも行かない場所で
散歩をしていました。
大きな大きな木と遭遇。
遠くからでもわかる
悠々と伸びた枝、豊かな葉、
無骨ながらしっかり太い幹。
近くへ寄って、じっくり観察。
こんなに強固に立つにはさぞかし根は
深くしっかり伸びているんだろうなぁ。
と、大地の中に埋まった根をしみじみ思う。
えーと‥‥根から‥‥大地の養分を吸い上げて
育った葉で光合成をして、二酸化炭素吸って
酸素生み出し、葉を枯らして、大地に養分を与え‥‥云々
‥‥そうだった。
小学校の理科で習ったけど、
改めて感心する。
この木の中で行われているのは
「循環」だ。
個の営みは全体へ。
そしてまた個へ還る。
「そこに在る、というだけで」
生まれる循環システム。
木って‥‥すごいー。地球と生命体に
めっちゃ貢献してるではないですかー!
「えらいね。密かにすごいことしてるね。ご苦労様」
と、目の前の大きな木に心で話しかけずには
いられんと思ったその瞬間。
呼応するかのように、木が語りかけてきた感覚。
「人間も同じ」
そう、ポンっと入ってきた。
えw。
いやいや、そら耳に過ぎないですけども。
それでも、その答えに賛同したかのように
どこからか大きな風がザザザーっと
吹いて、木の葉たちを一斉に揺らし、
そして私の頭と髪を大きく、撫でていった。
ああ、そうか‥‥
「人間も同じ」。
私の中で
静かに何かが確かに腑に落ちた。
風に撫でられっぱなしでボサボサになった
髪を直しつつ、またテクテクと歩きだす。
そんな休日の午後でした。